いつか誰かとじゃなくこの夏に夢を見るのさ

ブログのタイトルは、HiHi Jets・美 少年の「おいで、Sunshine!」の一節です。

長尾謙杜くんの担当を降りそうになった話

実は「担降りしそうになる自分に向けて長尾謙杜くんとの思い出を語るだけの回」というブログを用意していました。少し前から、担降りするかもしれない、というなんとなくの予感があって、「担降りするかもしれないその日、長尾くんの魅力を忘れているかもしれないから、覚えているうちに書き残しておこう」という気持ちで書き始めたブログでした。文字にして気持ちを整理することで担降りするのをやめられたらいいなという気持ちもありました。

 

なんで担降りしそうになったのかは、その下書きのブログにつらつらと書いたので割愛しますが(自分しか読んでないけど)、簡潔に言うなら現場の数だけチケット争奪戦に勝ち続けなければいけないこと、チケットがないと寂しくなってしまうことに、疲れてしまったというのが大きかったんだと思う。新米ジャニオタ、しかも初めてのJr.担なので、Jr.担の大変さにすこし疲弊していたのだと思います。

 

あと、コロナ禍の自粛期間中の怒涛の供給についていけなくなったというのもあるような気がします(こんなときだからこそと、がんばってくれているメンバーには感謝の気持ちだけど)。「見るなら順番にちゃんと見たい」という謎の完璧主義が邪魔をしてるうちにどんどん見られなくなってしまい、代わりに横原悠毅くんの動画を1から遡ってみたりしてました、謎に。横原くん、顔がいい。

 

とはいえ、担降りの予感はコロナ禍の前からあったので、自分の中では騙し騙しみたいな感覚もありました。担降り経験のある友達に相談をしながら「これはほぼ降りてるみたいなもんだな」と思うこともしばしばあったのだけれど、どうしても降りられなかった理由。

 

それは長尾担と並んで見た、黄色一色の京セラドームが忘れられないということ。初めて長尾担と連番して入ったその日、最後の日替わりメンバーによる挨拶の担当が、長尾くんだったのでした。「緊張してる」と言っていたものの堂々と挨拶する長尾くんに、黄色のペンライト一色に染まる京セラの景色を見せてあげられてうれしかった。連番していた長尾担と、お互いの腕をぎゅっと掴んで、緊張しながらも挨拶する長尾くんを、むしろ私たちのほうが緊張してるんじゃないかというくらいドキドキしながら見守った。あの気持ちは、たぶんJr.担にしか味わえない。

 

この期間中に、私は7ORDERの森田美勇人さんに猛スピードで落ちていきました(その様は先日、ブログにしたためました)。先日、7ORDERが結成1周年を迎え、公式にみんなで歴史を遡る機会が何度もありました。Love-tune時代はともかく、7ORDERとしての歴史もほとんど知らないことを、私はさすがに寂しく思いました。1stシングルも持っていない。彼らの主演舞台もそうだし、美勇人くんの初単独座長公演も観れていない。そのときにふと「長尾くんの初座長公演も、なにわ男子の1stシングルも、まだこれからだ」と思ったのです。私が長尾くんを好きになったのは、2019年の2月頃で(それも全部下書きのブログにまとめてある。いつかちゃんと公開したいなと思ってきた)、なにわ男子が結成されてから数ヶ月後。長尾くんの無所属時代や、なにわ男子ができるまでの関ジュのいわゆる“焼け野原時代“のことは知らないけれど、それにしても、なにわ男子としての歩みの多くは、共に喜んだり悔しがったりしてきている。今でこそアイドル誌じゃない雑誌にもよく掲載されるし、連載もしているから全部は追えなくなってしまったけれど、去年の掲載誌はけっこうそろっているし、ちゃんと解体してファイリングしてある。なにわ男子としての初ライブとなった、2019年5月のさいたまスーパーアリーナでの「ジャニーズ IsLAND Festival」も黄色のペンライトをぶんぶん振りながら見た。長尾くんがお兄ちゃんメンバーの多いダンス選抜に入ってドキドキしたこともちゃんと覚えてるよ。最近、急にダンスが上手になったなあと思うとき、いつもあのたまアリのことを思い出します。なにわ男子が初座長を務めた夏松竹も、台風で中止になってしまったけどハッシュタグで繋がってくれた「GO!GO!EXPO」も、1stツアーも、関ジャニ∞さんのバックで出た紅白も観てる。ファンネームが「なにふぁむ」に決まったのも、リアルタイムで知ってる。いつ好きになったとか、当時を知ってるか知らないかは、ファンをするうえでどうでもいいことだと思っているけれど、今の私には「長尾くんの初座長公演を待てる」というのはすごくうれしいことだったのです。それがうれしくて、「買わなくてもまあいいか」と思っていた第二弾のアクスタを昨日の夜中にポチりました。ごめんね、長尾くん。到着を待ってるよ。美勇人くんと並べようね。

 

今でも「自分がチケットが取れなかった公演でデビュー発表なんかされた日には」という気持ちはあって、そのときはめちゃくちゃ寂しいし、いじけちゃうだろうと思う。「へえー、おめでとうー」みたいなツンデレな態度をとってしまうかもしれない。でもやっぱり、もしデビューする日が来たら、めちゃくちゃ喜びたいし、めちゃくちゃ応援したい。そう、それも下書きブログに書いたんだけど(もうそのブログ公開しろよ…)長尾くんが去年の夏くらいから「CDデビューしたい」「最高の景色を見せます」と言葉にするようになって。長尾くんがそう言うなら、見せてもらおうじゃないの、という気持ちです。

 

あとは長尾くんやなにわ男子を通じて仲良くなった友達がたくさんいるということが、担降りできなかった大きな大きな理由でした。なんて幸せなことなんだろう。アクスタ第二弾も持って(ついでに森田美勇人さんのアクスタも持って)またみんなと遊びたいな。 

 

最後に「担降りしそうになる自分に向けて長尾謙杜くんとの思い出を語るだけの回」に書き記していた、長尾くんの好きなところを改めて書き連ねておきます。

顔がダントツでかわいい。らじらーの「寝顔泣き顔……長尾」のコーナーがあるように、演技力も相当ある。演技に限らず、長尾くんは何かを表現するのが飛び抜けて上手なんだと思う。絵もそう、衣装もそう。ブログの見せ方もそう。そういうところが大好きだし、年齢は半分だけど(!)尊敬もしてる。ダンスも最近になって一気に上達していて驚いた。なんでも吸収して、すぐものにしていく。「僕たち恋愛ができないので、恋愛ドキュメンタリー見て勉強してます」とラジオでさらっと話しているのを聞いてどこまでもプロ意識が高いところもすごいと思った。高校生なんだからちょっとくらい遊んだっていいのに、どこまでも貪欲でまっすぐで。本当に「かけがえのない価値がある」(「なにわLucky Boy!」の長尾くんのパートより)。

 

いろんなことがあったけど、全部が大切な思い出で、いろんな推しがいる中でも長尾くんは特別。つまり、担降りしなかったよーってことです。結論。ただ、私には田中樹さんがテレビで公開プロポーズをしたときに、あまりのショックに翌日にアクスタや写真を売り飛ばしてしまったという前科があるので(数ヶ月後に買い直した)、またそんなことを言い出したら誰か止めてね(笑)。

 

私はいつも「私は長尾くんの母なので」と言ってるんだけど、本当に母のような気持ちでこの担降り危機を乗り越えたような気がする。ここまで見てきた長尾くんの成長を、ここで手放すわけにはいかない。責任持って見届けなければ。次はなにわ男子として京セラドームに立って、黄色一色の客席を見せてあげたいな。