いつか誰かとじゃなくこの夏に夢を見るのさ

ブログのタイトルは、HiHi Jets・美 少年の「おいで、Sunshine!」の一節です。

1年間、Da-iCEのオタクをやってわかったこと 〜Da-iCEのライブがすごい〜

2021年1月に「Da-iCEという最強グループに出会ってしまった」というブログを書きました。コロナ禍でライブが延期になっていたので、まだ彼らのライブを観たことがない状態でのブログでした。あれから1年。

Da-iCE ARENA TOUR 2021 -SiX-」昼夜2公演×2DAYS
Da-iCE ai contact tour 2021」1部×2公演
バズリズム LIVE 2021」
と彼らのライブを生で5公演見ました(大晦日も行くよ、へへ)。

「claquepot offline live tour 2021」
「claquepot live tour 2021 -resume-」
とclaquepotも2公演見ました。

私はどちらかといえば岩岡徹さんと工藤大輝さんのパフォーマー推し寄りではあるものの、アーティストとしては曲が良い!という気持ちでいたところが大きくて。というか、ダンスがうまい!と思ってはいたものの、“ダンスボーカルグループ”の意味を、ずっと知らずにいたんだなと、Da-iCEのライブを見て初めて知りました。

ダンスボーカルグループって、歌がうまいとか、ダンスが上手とか揃ってるとか、メンバーがわちゃわちゃしててカッコいいとか、そういうことじゃなかった。

それに気付いたのは、「Da-iCE ai contact tour 2021」で初めて生で見た「Kartell」でした。私が生で見たときにはもう楽曲の配信もスタートしていたし、MVも公開されていたので、彼らが曲に込めたメッセージはよくよくわかっているつもりでした(作詞作曲は工藤大輝さん。その強い思いは歌詞を読めば一目瞭然。「蹴飛ばせ忖度と不感症」「結果で捻じ伏せろ」)。でも……本当にごめんなさい、その時点ではなんだかすごく薄っぺらく感じてたのも事実。勝手に吠えているだけのように感じていて、なかなか自分のなかに入ってこない曲でした。私はもともとバンド音楽が好きで、そういう悔しさや葛藤を自分たちで曲に込めて自分たちだけで演奏する、というのが当たり前だったからだと思います。

でも、Da-iCEの「Kartell」の生パフォーマンスを見て、初めて“パフォーマンスに想いが込められている”ということを理解した気がしました。こればっかりはMVでも伝えきれないんだなとも思った。だから曲を聴いていいなと思うだけじゃ、Da-iCEの魅力が1/3も伝わらないことにもどかしさも感じるし、テレビを観ても「あーーー全景写して〜」となってしまうことも多々あって、でもきっとそれだけでもなくって。とにかく私はDa-iCEのパフォーマンスを見て、初めてDa-iCEの魅力をちゃんとわかった気がしました。(でも曲が好きなだけでも全然いいし、どんなカメラワークでもテレビで見れるだけでうれしいです。全景が見たい私はライブに行くので! だからうるさいオタクだと思わないでほしい……むずい)

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バズリズムLIVE」では生バンドでのライブも見ました。選曲がこれまた、大人Da-iCE(私が勝手に呼んでるだけだけど、きっとみんなわかる)な曲ばかりで、そうそうこういうDa-iCEが見たかった!というパフォーマンス。実年齢も大人な彼らだからこそ出せる余裕や色気が、きっとこの先のDa-iCEの武器になっていくんだろうなと思います。

だってこの曲を生バンドで、メンバーがほぼ30代の人たちがパフォーマンスすると考えてみて?たまらなくないですか?(ちなみにこの曲はOfficial髭男dismの藤原聡さんが作詞作曲)

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あとdTVで見られる、配信ライブ「Live@Shibuya -Escort-」も観て欲しい。大人の魅力満載で、こんなダンスボーカルグループほかにいないと思う。配信ならではの会場の使い方もおしゃれ。お酒片手に踊るのさすがにずるい。

https://video.dmkt-sp.jp/ti/10051792/


あと彼らのライブは演出もすごく良い。私はジャニーズのコンサートにも何度か行っているので、Da-iCEの演出には正直なところあまり期待していなかったのですが、演出ってお金をかければいいってもんじゃないんだなということも学びました。特に「Da-iCE ARENA TOUR 2021 -SiX-」。曲によって全然違ったし、全然飽きなかったし、ちゃんと終わったあと一曲一曲を演出とあわせて覚えている。歌もダンスも演出も、全部が楽曲中心、いまっぽく言うと「楽曲ファースト」。そんなDa-iCEのライブに信頼しかないし、改めてDa-iCEは最強グループだと思いました。1年経った今もそう思っています。人柄が好きとか顔が好きとかいろいろあるけど、結局パフォーマンスが好きというのが一番、ずっとそのグループを好きでい続けられると思っていて(自分は)。だから私はきっとこの先もDa-iCEが好きだと思う。

私はもともと「ライブを見てからじゃないと好き嫌いを判断できない」というめんどくさいタイプの人間で(ライブハウスで生きてきた人間なので)、だからライブに行くのが当たり前のタイプなだけで、もちろん強要するつもりはないけど、思った以上にDa-iCEはライブの本数が多いし、言い方には気をつけたいけどだいたいチケットは一般でも取れるので、Da-iCEが気になったひとはぜひライブで、Da-iCEのパフォーマンスをくらってほしい!

ちなみに「CITRUS」も生で見ると、また全然違う聴こえ方がするなと思う。バラードだけど、力強いボーカルと力強くも切なげなダンスパフォーマンスで、「離さないって決めたから」という歌詞を噛みしめさせられるような、決意や覚悟が溢れ出ている。本当に心の臓を掴まれるので……。あと個人的には、この曲のMVが大好きなので「Da-iCE ARENA TOUR 2021 -SiX-」のときの演出は昼も夜も最高でした、というか、昼はMVを思わせるような火を使った演出でダンスは基本振り付け、夜は昼の残像を残したままのMV完全再現で、「昼と夜で完成するの天才ですか」となりました。このツアーの映像、YouTubeでダイジェストが観れます。早く円盤になってほしい。

 youtu.be

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CITRUS」がバズって、曲がどんどん広がって、いろんな人が「歌ってみた」をしてくれて、曲の良さが広まって。みんないい曲だな〜とか、Da-iCEって歌うまいんだな〜って思って。それでもまだまだDa-iCEの魅力はまだまだ伝わりきってないのってすごくない?Da-iCEの沼深くない?と思う2021年の終わりでした。


あ、claquepotのライブの話ぜんぜんしてないや。でもこれも語り始めると長くなりそうなのでとりあえずはここで。claquepotのライブも良いよ〜


Da-iCEという最強グループに出会ってしまった

Da-iCEという最強グループに出会ってしまった」

タイトルの通りの話をします。

 

以前、こちらのブログで書いた通り、私は7ORDERのファンです(ほかにも掛け持ちはいろいろあれど)。7ORDERは4月から9月まで、ABC-MARTの店内放送「ABCリコメンズ」のMCを担当していました。おかげで私も自粛期間が明けてから足しげくABC-MARTに通いましたし、森田美勇人さんオススメのサンダルも買いました。放送の内容もいつも面白くてワクワクしながら新着を楽しみにしていました。そんな彼らのMC期間が終わり、次はDa-iCEだということを知りました。当時、Da-iCEは“名前は知っている”程度。率直に言って「あー、なんか人気の人たちだよね」というイメージしかなく、何人組かもどんな曲を歌っているのかも、まっったく知りませんでした。そしてそのままABCリコメンズともDa-iCEとも縁遠い生活を送るのですが……

 

私はもともとスニーカーをよく履くこともあり、7ORDERのABCリコメンズが終わったあともABC-MARTSNSはフォローしたままにしていました。そんなある日、いつものようにインスタのストーリーを流し見していたところ……「えっ、めちゃくちゃタイプの人がいるんだけどこの人誰!?」となりました。タグ付けされていたのですぐに飛びました。その方がDa-iCEの岩岡徹さんでした。そのままインスタの投稿をいろいろ見ていたのですが、とにかく顔がめちゃくちゃにタイプでした。とにかく好きな顔。本当に好きな顔でした。

ただ、これは物語の序盤にすぎません。

 

ダンプラ(Official Dance Practice)との出会い

7ORDERとDa-iCEを掛け持ちしているフォロワーさんがいらっしゃり、Da-iCEに好きな顔の方がいたとツイートしたら、彼女が「ダンプラをぜひ!」と教えてくれまして……本当に軽い気持ちで検索したんです。私は7ORDERで森田美勇人さんというダンスの怪物を推していたので、正直「まあ美勇人くんに比べたら大したことないだろうな」と勝手に思っていました。

 

そして検索して最初に出てきたのが「amp」のダンプラ。

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目を疑いました。うますぎない????????????

私はダンスに詳しいわけではまったくないのですが、それでも明らかにうまいということがわかる。意味がわからん。早送りしてる?何この動きのキレ。本当にびっくりしました。そしてそこからダンプラの動画リストを次から次へと貪るように観ました。ダンプラだから、あんなに「好きな顔」と言っていた徹くんのお顔もあんまり見えません。そんなことどうでもよかった。自分がダンスを踊るわけでもないのに、なんどもなんども見れるんですよ。一生ダンプラ見れるってどういう感情なんだろう。理屈も理由も全然わからないけど、とにかくずっと観てた。

 

ボーカル陣のスキルが高すぎる

となると、ライブが観たくなるのが私の性格なので、とりあえず最新のライブBD(ベストツアー代々木のやつ)を買いました。

・ガシガシ踊る曲最高だ……

・ていうかボーカル陣って歌いながら踊るの!?!!?!!?!?!??!?!

大野雄大さん、アカペラうますぎ。女性ボーカルのカバー似合いすぎる。いい声。

花村想太さん、ボーカルなのにソロでは殺陣なの!? なんでも出来すぎでは

・・・

などとダンプラでは気づけなかったボーカル陣のスキルの高さに驚きました。あと「一生のお願い」でファンの人に教えてくれる振り付けが難しすぎて笑った。後々友達に話したら、「s**t kingzの振り付けを踊らされてるってことだよね?そりゃ無理だよ」と言われて確かに!と思いました。まあそのあと毎日「一生のお願い」のダンプラをみて振りを覚えるんですが。

 

そうこうしているうちに「CITRUS」のMVが公開されました。なぜかここまで「CITRUS」を聴くというところにたどり着いておらず、MVで初めてこの曲を聞いたのですが、これがめちゃくちゃいい曲だった。最初は想太くんのボーカルにばかり耳を奪われていたんですが、途中で気づくわけですよ、「1番と2番で、歌う場所入れ替えてる?」つまり……ボーカル二人ともが同じスキルを持っていないとDa-iCEの歌は成り立たないのでは!?!?!?!?!??!?!?! これに気付いたときに、もうDa-iCEの沼にどっぷりでした。ていうか普通にすごくない!?

 

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 あと「絆されてしまった シトラスの香りに」のところで、香りをかぐ徹くんの色気……

 

ちなみに想太くんの歌うまエピソードはこちらも。

どっちも普通にすごすぎる。

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vt.tiktok.com

大人の色気

と思っていたところへ畳み掛けるように、タイムラインにこの動画が流れてきました。

 「CITRUS」のAメロでポケットに手を入れて踊る徹くん。これまでずっと私は若いアイドルばかりに魅せられてきたこともあり、この色気には度肝を抜かれました。このティザー映像を見た瞬間、dTV契約しました。ありがとうございます。「Da-iCEのヂカン」、パフォーマンスをフル尺で見れるので最高です。ありがとうございます。

da-ice-time.jp

 

今だとJ-MELOで「CITRUS」のフル尺パフォーマンス見れます。1番Aメロの徹くんのポッケに注目してください……

www3.nhk.or.jp

 

・大輝くんと想太くんが作詞を手がけた「EASY TASTY」

一夜限りの恋愛を歌った歌。こういう曲は大人が歌わないと説得力ないなと思う。一夜限りの恋を重たすぎず、さらっと楽しめる、大人の余裕と色気がたまらない。

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この先はもうズブズブと落ちていくだけなので、簡潔に。

MVがカッコいい

・曲が始まり踊り始めるところで鳥肌立つ(ちなみにこの曲、Official髭男dism・藤原聡さんが作詞作曲です)

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・一発どり(ワンカメ)らしい。嘘やろ。カッコよすぎか。

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工藤大輝の才能に完敗

・ラジオ番組「TALK ABOUT」パーソナリティ

カルチャーに詳しい大輝くんだからこそできるラジオ生放送。個人的に大輝くんが選曲するコーナーが特に好き。あと番組始まる前にやってくれるインスタライブがめちゃくちゃ彼氏。

www.tbsradio.jp

 

・「Found it」「amp」制作のライナーノーツ読んで

もうこれは読んで。

ameblo.jp

 

蔦谷好位置さんに「2020年一番変な人に会いました」と言われた男
「MUSIC FUN! IVY」このシリーズ(全4回)工藤大輝という人がいかに音楽を作る人として面白いかがよくわかる。
https://youtu.be/QuNJgNqwuho
https://youtu.be/1M9BtWKD69Q
https://youtu.be/0KLn9NHJmbk
https://youtu.be/m8ovAL1C2ws

 

工藤大輝さんの双子の兄・claquepotがすごかった

年末の配信ライブ、どうにか円盤化してほしい。みんなに配って回りたい。

claquepot現時点での最新曲。MVも洒落てる。

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claquepotで私が一番好きな曲。自分の過去の栄光に引きずられて落ち込んでしまっていた1月のとある朝、シャッフルでこの曲が流れてきて朝からボロボロ泣いた。

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・プロデュース能力もすごい

ABEMAの「恋する ♥週末ホームステイ」から生まれた高校生バンド「Lilac」のプロデュースをしているんですが、Da-iCEで歌うような大人な曲とは一転、歌詞も曲調も若さあふれるさわやかなもの。こういう曲も書けるんだ!と思っていたら、Cメロのメロディがめちゃくちゃ“工藤大輝”で「好き」となった。

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ちなみにこの曲を大輝くんが歌ってるバージョンもある。

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メンバーのSNSが愛おしい

ここまでメンバーのプロフィール的な話を全然してなかったことに気づいたので、最後にSNSをまとめつつプロフィール紹介しておきます。

 

工藤大輝(くどう・たいき) パフォーマー・リーダー

生年月日 1987年6月28日 / 出身地 北海道 / 血液型 B型

工藤大輝 Taiki Kudo (@Da_iCE_TAIKI) | Twitter

https://www.instagram.com/da_ice_taiki

インスタがオシャレすぎて無理。私はこの投稿(

https://www.instagram.com/p/CJnLiWvhXJ7/?igshid=8omr55h77gef )を見て写真集を予約しました。

 

・岩岡徹(いわおか・とおる)パフォーマー

生年月日 1987年6月6日 / 出身地 千葉県 / 血液型 O型

岩岡徹 (@Da_iCE_TORU) | Twitter

https://www.instagram.com/da_ice_toru_iwaoka

プライベートひた隠しですが、とにかく全部顔がいい。あと絵文字がかわいい😌✌️ ちなみに徹くんのことが一番よく知れるのは有料モバイルサイトのQ&Aだと思う。

 

大野雄大(おおの・ゆうだい)ボーカル
生年月日 1989年4月1日 / 出身地 愛知県 / 血液型 A型

大野雄大 ゆーだい (Da-iCE )(腹筋学園) (@Da_iCE_UDAI) | Twitter

https://www.instagram.com/da_ice_udai

まっすぐな言葉使いにいつもぎゅうってなるけど、元気出る。ルヴァンカップでの国歌独唱すごかった( 

https://www.instagram.com/tv/CJnQBUjhBUj/?igshid=iik477qrec0e )

 

花村想太(はなむら・そうた)ボーカル
生年月日 1990年8月15日 / 出身地 兵庫県 / 血液型 A型

花村想太 (@Da_iCE_SOTA) | Twitter

https://www.instagram.com/da_ice_sotahanamura

過去のインスタの投稿、ダンス動画か弾き語り動画ばかりで、この人は本当に歌とダンスが好きなんだなと愛おしくなる。ちなみに有料モバイルサイトでは過去のボツ曲も歌ってくれてる。そんなアーティスト聞いたことない。

 

・和田颯(わだ・はやて)パフォーマー
生年月日 1994年2月3日 / 出身地 群馬県 / 血液型 O型

和田颯 (@Da_iCE_HAYATE) | Twitter

https://www.instagram.com/da_ice_hayate_wada/

最年少にして一番長いダンス歴。インスタは愛猫との写真多め。どっちが猫かわからん。かわいい。はやラジ( 

Da-iCE 和田颯のラジオ始めました。 - 86.3 FM GUNMA )もぽやぽやしててかわいい。おしるこのウーバーイーツは笑った。

 

最後に…6thアルバム「SiX」発売中!

(このブログを書いているのはフラゲ日なので正式には「発売中」ではないですが……)

シングル曲多めなので、そのあたりはもう概要欄見てもらうのが早いと思うのですが、とりあえず個人的に言わせてもらいたい点としては

・「Found it」→「amp」の曲順

 理由は工藤大輝さんの段落で貼り付けたブログの通り。

・メンバー全員が1曲以上の作詞に関わってる。どれもいいのだけど、個人的には大輝くんが「コロナ禍を経験した上での今年の総括を歌詞にした」という「Melody」が、経緯を含めて好き。

・ボーカルの歌いわけがすごい。

 ロックナンバー「Revolver」ではがなるくらいの力強さを見せたかと思えば、ミディアムチューン「Love Song」では優しくて穏やかに。R&B調の「Special One」ではソウルフルに歌い上げているのにリラックスした印象を受ける。と、曲によってどれも歌声が違うの。これまでの曲にも言えるけど、1枚でこれだけ楽しませてくれるの本当にすごいよ……ダンスもどんなのか気になる。

 

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各種サブスクでも配信中 Da-iCE「SiX」

 

長々と語りましたが、私もまだDa-iCEを知ってから数ヶ月。これからもっともっといろんな面を知って、もっと好きになっていくんだろうなと思うと本当にワクワクします。アリーナツアーのチケット取ってたのだけど、延期になってしまったので、いつか生で彼らのパフォーマンスを体感するのが楽しみです。ちなみにこのブログの内容を、パワーポイントの資料にして、友達にプレゼンしました(笑)。

 

7ORDERの「UNORDER」に背中を押された話

7ORDERのデジタルショー「UNORDER」が7月17日に開催されました。今年の4月に7ORDERと出会った私にとって(私と7ORDERとの出会いは過去の記事 7ORDERの森田美勇人さんしか知らない私の話 - いつか誰かとじゃなくこの夏に夢を見るのさ を参照ください)、初めてのリアルタイムでの彼らのライブ。コロナ禍にいくつも配信ライブを観ていた私ですが、その中でも一番楽しみにしていたと言っても過言でなかったと思います。

 

実際に「UNORDER」はすごくいい内容でした。ジャニーズから、いわゆる日本のアイドルらしいキュンキュンポイントとトンチキさを引くと、こんなにもカッコよくてクオリティの高いショーが出来上がるのか、と本当に驚きました。(「PLAYZONE」や「SHOCK」などはこういう魅力があるのかな、そこらへんは疎くてごめんなさい)(あとこれはジャニーズをディスってるわけでは決してないです。私はキラキラキュンキュンアイドルが大好きだし、ジャニーズのトンチキも大好きです)彼らが頑なに自分たちを「アイドル」ではなく「エンタテインメント集団」と名乗る理由もよくわかりました。

 

そんな理屈なんて差し置いて、ショーを観ながらわんわん泣いている自分がそこにいました。その理由は、彼らのパフォーマンスが心にまっすぐに刺さったから。彼らの楽曲には、いわゆるアイドルやボーイズグループが歌うような「君が好きだ」とか「夏だ、わーい」みたいなものがないのです。少なくともこの日披露した14曲には。「BOW!」には「キスをしてよ」みたいな歌詞が出てくるけれど、この曲はさなぴーが愛犬のことを想って書いた曲だと聞きました。かわいい。BOW!  なので確かにちょっとキュートな歌詞が出てきますが、なんとなく私は勝手に「君」を私にとっての7ORDERに置き換えて聞いていて、彼らは「君」をファンに例えて歌ってくれてるんじゃないかなと解釈しています。それ以外のほとんどの曲は「前に進もうとする」曲。「20代の男の子たちが集まるとこういうふうになるよね」と確か彼らはアフタートークで話していたけど、本当に彼らが今、考えていること、思っていることだけを歌っているんだなあと、楽曲から感じ取れました。それが説得力になって、観ている私たちの心にぐさぐさと刺さったんだと思います。

 

それともう一つ。ここからは本当に個人的な話になるのですが、私自身が、昨年、勤めていた会社を退職し、新たな道を進み始めました。詳しくは書きませんが、もともといた会社はそれなりに業界内では名の知れた会社で、そこの肩書きになんども助けられたし、その中で自分のやりたいことを、もがきながらも手に入れてきました。すごく大切な場所でした。そこを飛び出し、新たな道へ進む……はずでしたが、なかなか思うようにいかず。「私がやりたかったことってなんだろう」とか「肩書きなくなったら何もできないんだな」とかいろんなことを考えてぐるぐるしている日々でした。そんなときに偶然出会った7ORDER。「UNORDER」を観て、「ああ、私は今だから7ORDERと出会ったんだ」と思いました。

 

彼らも前の事務所でもがきながらもたくさん成長して、いろんなものを手に入れてきて。そこを飛び出して、新たな道で踏ん張って、前に進んでいる。そんな彼らが歌う、「前に進もうとする」曲たちには、本当に説得力があった。彼らが歌う、意味があった。

 

例えば「Rest of my life」。この曲は美勇人くん主演の舞台「RADICAL PARTY - 7ORDER -」の楽曲なんだそうですが、この曲の歌い出し。

野に咲いた一輪の花は 今日もまた天に背を伸ばし
見上げる大きな空 いつの日にかいつの日にか


知らない世界へ 君は今この場所で満足してるの?
大丈夫さ笑って 時は来たのさ 羽広げ

(歌詞を聞き取って書き出しただけなので間違っていたらごめんなさい)

勝手に7ORDERと、自分の境遇に重ねてしまいました。そして歌い出しの美勇人くんの声や表情や、柔らかなダンスが優しくてあったかくてボロボロ泣いてしまいました。

 

「27」もそう。

心を騙して強がってきた
けど変わりたいと思った自分を好きになるよ

彼らとはもちろん状況も何もかも違うけど、自分で選んだ新しい道なのに、強がったこともなんどもあったし、でも「変わりたい」と思ったこと、一歩踏み出した自分を好きにならなくては、といい歳してすごく素直に背中を押してもらえました。

 

きっと僕たちは寂しがり屋なんだ
暗闇は怖いから
弱虫な感情よ 忘却の彼方へ
だから行くよ
愛が鳴る方へ

そしてサビでこう歌われたときに、「ああ、私は寂しかったんだ」と思った。そんなときに愛が聞こえたんだ。聞こえたほう、愛が鳴る方を向いたら、そこに7ORDERがいたんだ。そう気付いたときにはもう嗚咽(笑)。でもすごく大切なことに気付けた気がしました。

 

等身大のオリジナル曲を何曲も手にした7ORDERはこれからもっと強くなると思う。逆境を乗り越えてきたこと、それが周知の事実として知られていることは、もしかしたら最初は彼らは隠したかったことかもしれないし、カッコ悪いと思っていたことかもしれない。だけど、それを逆手にとって、全部説得力に変えて、逆境をも味方に付けて、感じてきた気持ちを歌やダンスに乗せていくことを、たぶん彼らは知った。もともと持っていたポテンシャルやスキルに加えて、感情を乗せられるようになった彼らは、もう怖いものなしだと思う。

さなぴーが今日、ふとツイッターで「僕は人前で喋るのが実は苦手です。(中略)でも作詞して作曲してる時だけは、何度も自分の使いたい言葉と向き合えるから好きなんです。」と言っていたけど、「そういう言葉にならない思いをどんどん曲にしてくれたらいいんだよ!」とリプライを送りました、心の中で。

「UNORDER」の前日、美勇人くんがインスタに「個人的な話をすると この作品は自分のいまのピークです」と書いていたけれど、きっとこれもそういうことなんじゃないかな。乗せられる全ての感情を、すべての経験を、乗せたのが「UNORDER」だったんじゃないかな。そう思いました。「必ず目に焼き付けてください」と言われたけど、目どころか、心にも焼き付いてしまったし、焼き付けても足りなくてブログにまで書き記してしまったよ。

 

ほかにもまだまだこの日のライブについて言いたいことはたくさんあるのだけど、とにかく私は、「等身大のオリジナル曲を手にした7ORDERは強い」ということ、「寂しかった私が振り向いた愛の鳴る先が7ORDERだったんだ」ということをどこかに残しておきたかったので、ブログは以上で!あとはまた日々つらつらとツイッター( https://twitter.com/sunflower04031 )に書きます。これからの7ORDERも楽しみだし、彼らの音楽に支えられて頑張れる私のこれからも、楽しみだな。 

 

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長尾謙杜くんの担当を降りそうになった話

実は「担降りしそうになる自分に向けて長尾謙杜くんとの思い出を語るだけの回」というブログを用意していました。少し前から、担降りするかもしれない、というなんとなくの予感があって、「担降りするかもしれないその日、長尾くんの魅力を忘れているかもしれないから、覚えているうちに書き残しておこう」という気持ちで書き始めたブログでした。文字にして気持ちを整理することで担降りするのをやめられたらいいなという気持ちもありました。

 

なんで担降りしそうになったのかは、その下書きのブログにつらつらと書いたので割愛しますが(自分しか読んでないけど)、簡潔に言うなら現場の数だけチケット争奪戦に勝ち続けなければいけないこと、チケットがないと寂しくなってしまうことに、疲れてしまったというのが大きかったんだと思う。新米ジャニオタ、しかも初めてのJr.担なので、Jr.担の大変さにすこし疲弊していたのだと思います。

 

あと、コロナ禍の自粛期間中の怒涛の供給についていけなくなったというのもあるような気がします(こんなときだからこそと、がんばってくれているメンバーには感謝の気持ちだけど)。「見るなら順番にちゃんと見たい」という謎の完璧主義が邪魔をしてるうちにどんどん見られなくなってしまい、代わりに横原悠毅くんの動画を1から遡ってみたりしてました、謎に。横原くん、顔がいい。

 

とはいえ、担降りの予感はコロナ禍の前からあったので、自分の中では騙し騙しみたいな感覚もありました。担降り経験のある友達に相談をしながら「これはほぼ降りてるみたいなもんだな」と思うこともしばしばあったのだけれど、どうしても降りられなかった理由。

 

それは長尾担と並んで見た、黄色一色の京セラドームが忘れられないということ。初めて長尾担と連番して入ったその日、最後の日替わりメンバーによる挨拶の担当が、長尾くんだったのでした。「緊張してる」と言っていたものの堂々と挨拶する長尾くんに、黄色のペンライト一色に染まる京セラの景色を見せてあげられてうれしかった。連番していた長尾担と、お互いの腕をぎゅっと掴んで、緊張しながらも挨拶する長尾くんを、むしろ私たちのほうが緊張してるんじゃないかというくらいドキドキしながら見守った。あの気持ちは、たぶんJr.担にしか味わえない。

 

この期間中に、私は7ORDERの森田美勇人さんに猛スピードで落ちていきました(その様は先日、ブログにしたためました)。先日、7ORDERが結成1周年を迎え、公式にみんなで歴史を遡る機会が何度もありました。Love-tune時代はともかく、7ORDERとしての歴史もほとんど知らないことを、私はさすがに寂しく思いました。1stシングルも持っていない。彼らの主演舞台もそうだし、美勇人くんの初単独座長公演も観れていない。そのときにふと「長尾くんの初座長公演も、なにわ男子の1stシングルも、まだこれからだ」と思ったのです。私が長尾くんを好きになったのは、2019年の2月頃で(それも全部下書きのブログにまとめてある。いつかちゃんと公開したいなと思ってきた)、なにわ男子が結成されてから数ヶ月後。長尾くんの無所属時代や、なにわ男子ができるまでの関ジュのいわゆる“焼け野原時代“のことは知らないけれど、それにしても、なにわ男子としての歩みの多くは、共に喜んだり悔しがったりしてきている。今でこそアイドル誌じゃない雑誌にもよく掲載されるし、連載もしているから全部は追えなくなってしまったけれど、去年の掲載誌はけっこうそろっているし、ちゃんと解体してファイリングしてある。なにわ男子としての初ライブとなった、2019年5月のさいたまスーパーアリーナでの「ジャニーズ IsLAND Festival」も黄色のペンライトをぶんぶん振りながら見た。長尾くんがお兄ちゃんメンバーの多いダンス選抜に入ってドキドキしたこともちゃんと覚えてるよ。最近、急にダンスが上手になったなあと思うとき、いつもあのたまアリのことを思い出します。なにわ男子が初座長を務めた夏松竹も、台風で中止になってしまったけどハッシュタグで繋がってくれた「GO!GO!EXPO」も、1stツアーも、関ジャニ∞さんのバックで出た紅白も観てる。ファンネームが「なにふぁむ」に決まったのも、リアルタイムで知ってる。いつ好きになったとか、当時を知ってるか知らないかは、ファンをするうえでどうでもいいことだと思っているけれど、今の私には「長尾くんの初座長公演を待てる」というのはすごくうれしいことだったのです。それがうれしくて、「買わなくてもまあいいか」と思っていた第二弾のアクスタを昨日の夜中にポチりました。ごめんね、長尾くん。到着を待ってるよ。美勇人くんと並べようね。

 

今でも「自分がチケットが取れなかった公演でデビュー発表なんかされた日には」という気持ちはあって、そのときはめちゃくちゃ寂しいし、いじけちゃうだろうと思う。「へえー、おめでとうー」みたいなツンデレな態度をとってしまうかもしれない。でもやっぱり、もしデビューする日が来たら、めちゃくちゃ喜びたいし、めちゃくちゃ応援したい。そう、それも下書きブログに書いたんだけど(もうそのブログ公開しろよ…)長尾くんが去年の夏くらいから「CDデビューしたい」「最高の景色を見せます」と言葉にするようになって。長尾くんがそう言うなら、見せてもらおうじゃないの、という気持ちです。

 

あとは長尾くんやなにわ男子を通じて仲良くなった友達がたくさんいるということが、担降りできなかった大きな大きな理由でした。なんて幸せなことなんだろう。アクスタ第二弾も持って(ついでに森田美勇人さんのアクスタも持って)またみんなと遊びたいな。 

 

最後に「担降りしそうになる自分に向けて長尾謙杜くんとの思い出を語るだけの回」に書き記していた、長尾くんの好きなところを改めて書き連ねておきます。

顔がダントツでかわいい。らじらーの「寝顔泣き顔……長尾」のコーナーがあるように、演技力も相当ある。演技に限らず、長尾くんは何かを表現するのが飛び抜けて上手なんだと思う。絵もそう、衣装もそう。ブログの見せ方もそう。そういうところが大好きだし、年齢は半分だけど(!)尊敬もしてる。ダンスも最近になって一気に上達していて驚いた。なんでも吸収して、すぐものにしていく。「僕たち恋愛ができないので、恋愛ドキュメンタリー見て勉強してます」とラジオでさらっと話しているのを聞いてどこまでもプロ意識が高いところもすごいと思った。高校生なんだからちょっとくらい遊んだっていいのに、どこまでも貪欲でまっすぐで。本当に「かけがえのない価値がある」(「なにわLucky Boy!」の長尾くんのパートより)。

 

いろんなことがあったけど、全部が大切な思い出で、いろんな推しがいる中でも長尾くんは特別。つまり、担降りしなかったよーってことです。結論。ただ、私には田中樹さんがテレビで公開プロポーズをしたときに、あまりのショックに翌日にアクスタや写真を売り飛ばしてしまったという前科があるので(数ヶ月後に買い直した)、またそんなことを言い出したら誰か止めてね(笑)。

 

私はいつも「私は長尾くんの母なので」と言ってるんだけど、本当に母のような気持ちでこの担降り危機を乗り越えたような気がする。ここまで見てきた長尾くんの成長を、ここで手放すわけにはいかない。責任持って見届けなければ。次はなにわ男子として京セラドームに立って、黄色一色の客席を見せてあげたいな。

1日だけ幕が開いたミュージカル「SUPERHEROISM」が本当にヒーローだった話

新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年3月23日18:30開演、この1公演しか幕が上がらなかったミュージカル「SUPERHEROISM」を観た話です。

私はもともとこの舞台をブログにまとめるつもりはありませんでした。ジャニオタになって1年ちょっと。「記憶がどんどん薄れていくのが悲しい」「Twitterやインスタじゃなく、きちんと感想をどこかに残しておきたい」と思いながらも、Twitterに連投することや、オタクと爆トークすることで満足してきました。

しかし今回「SUPERHEROISM」を観て、ふと「ここにいる400人弱しか、この舞台を観られなかったのか」と思ったら、これは残しておかなくてはという気持ちになりました(そのわりに時間が経ってしまったけど)。言っておきますが、私は世のオタクの皆さんのように面白い文章力や語彙力、勢いは持ち合わせておりません。また舞台やミュージカルの専門的な知識もありません。だからどんな文章になるかは、私にもわかりません。ただあの舞台を、客席で観た1人として、思い出せる限りを、自分の偏った視点で綴ります。前書きが長くなりすみません、ここから始まります。

サマステで初めてダンスを生で見て「私の大好きなかいちゃん(髙橋海人くん)のダンスだ」と思ったことがきっかけで好きになった佐々木大光くん。気がつくといつも写真を買ってしまう中村嶺亜くん。私は7 MEN 侍の担当というわけではないのですが、好きな2人の初の外部舞台ということで気になって申し込みました。このところ仕事を全然してくれていなかったJr.情報局が突然仕事をしてくれて、3月23日のチケットが当選しました。

しかし……
3月10日、大阪公演の開催自粛が発表される。
3月20日、東京公演のうち3月20日~22日までの開催自粛が発表される。
3月22日、翌23日からの公演再開が発表される。
そして3月23日17:30。3月25日〜29日の公演自粛が発表される。24日はもともと休演日だったため、この舞台が、この日の1公演のみであることが決定する。

18:00に待ち合わせをしていた私と友達は、会ったときにはもう複雑な気持ちでした。せっかく初めましてのお友達と会えたのに、マスク姿なうえに浮かない顔。複雑な気持ちのまま、会場である品川プリンスホテル クラブeXへ向かいました。

会場は3密を避け、万全の衛生対策がされていました。おでこにピッとやるタイプの検温、アルコール消毒(置いてあるだけじゃなくて「アルコール消毒してください」と指示される)、自身でのチケットもぎり(係の方がチケットを確認してくれて、自分でもぎって半券をボックスに入れる)、終演後は少人数ごとの退場。この体制にするために検温機(?)やアルコール消毒の導入費用などもかかっているはずで、1公演じゃ絶対に賄えないよなあと、そこでも悲しい気持ちになりました。グッズはパンフレット1種。少しでも何かの足しになればという気持ちになりながら購入しました。

会話があまりできないので、異様な静けさに包まれる会場で開演を待ちました。場内をぐるりと見渡し、「今ここにいるだけの人しか、この舞台を見られないのか」と寂しさや悔しさと同時に、唯一の1公演の目撃者となる、使命感のようなものも感じたのを覚えています。

そして開幕。舞台はアメリカンテイストの派手なスーパーマーケット「HEART BEAT MARKET」。そこへ中村嶺亜くん演じるゴタンダがアルバイトとして働き始め、愉快な店員たちと愉快な日々を過ごす――

セットや衣装はポップでキュート、ストーリーも音楽も軽快で、底抜けに明るくて面白くて。

それは、しんみりとした気持ちで開演を待っていた私たちの杞憂を一気に吹き飛ばしてくれる、すごく明るくてハッピーな作品でした。正直、キャスト(特に嶺亜くん)が舞台に現れた瞬間はちょっと泣きそうになったし、実際に涙を流しているファンの方の姿もありました。「1公演だけなんて悔しいよね」と自担の気持ちに寄り添ってしまうのがオタクの性だけど、そんなオタクの性を忘れさせてくれたのも自担でした。(私の場合は担当とは呼べないけれど。)

1公演しかないので、どれがアドリブかもわからないけれど、アドリブなんじゃないかと思ってしまうようなノリのいい掛け合いがいくつもあり、演技ではなくて思わず本当に笑ってしまっているような、心の底からの笑顔がたくさんありました。生鮮チーフ・サエグサ役の鳳翔大さんが終演後に「私たちも改めて舞台に立つ楽しさを噛み締めた」とおっしゃっていたけれど、本当にキャストの皆さんも楽しそうでした。

嶺亜くんはちょっと緊張しているようだったけど、舞台の上でもアイドル全開のキュルキュルなお顔で、手練れのキャストさんに囲まれてのびのびと歌って踊っていました。大光くんはいつもの“狂犬”を封じて、ちょっとおどおどした客・ピーマンを怪演。私が大好きなダンスも素敵なシーンで見られて、思わず私が大光くんに恋しちゃうところでした。舞台の上で2人はあくまでも同じカンパニーのうちの2人という感じだったけれど、嶺亜くんと大光くんが2人で歌うところでは「やっぱり2人は同じグループなんだな」と感じてグッときました。ずっと緊張していた2人が、このときだけはちょっと安心していたように見えた……のはオタクの妄想かもしれないけれど。

もちろん他のキャストさんたちもとっても素敵でした。中でもレジアルバイト・チサ役の中村麗乃さん(乃木坂46)は看板娘の役どころがぴったりなキュートさで、しかもお歌もすっごく上手。思わず聞き惚れてしまいました。「HEART BEAT MARKET」の店長役で、普段のツイートからも嶺亜くんと大光くんを温かく見守っているのが伝わってきたなだぎ武さんはいちいちが面白くってさすがでした。私なんかが感想を言うのを恐れ多いくらいですが。

終幕の頃には、あれだけしゅんとしていた客席が、すごく明るいムードで満ち満ちに。コロナ禍で混乱していて、観劇に行くのもちょっとためらわれるような時期に、こんなに明るい舞台を見せてもらえて、私はすごく幸せだと思いました。「ありがとう」とか「感動した」とか、「楽しかった」とか「大好き」とか、たった数文字の言葉さえ声にして贈ることの許されない環境だったから、全部の気持ちを拍手に込めた。きっとみんな同じ気持ちだったんだろうな、会場には驚くほど大きくて温かい拍手が広がっていました。大げさじゃなく、こんなに気持ちのこもった拍手は人生で初めて聴いた気がしました。

初日と千秋楽にしか予定されていなかったカーテンコール。出てきたキャストさんはみんな「悔しい」と口に出して、涙を滲ませていました。感動の涙じゃなくて、「1公演しかできない悔しさの涙」なんて聞いたことがない。悔しかった。思い出すだけで今でも泣ける。あんな涙はもう二度と見たくない。

でも大光くんと嶺亜くんは涙を流しませんでした。大光くんはいつもの佐々木大光に戻っていて、なんか素っ頓狂なことを言って(なんて言ったか忘れちゃった)全員を笑わせてくれた。嶺亜くんはとびっきりの嶺亜スマイルを見せてくれて、それから、本来だったら観客に向けてやるであろう「また見たいですかー?」というコールを、自身が客席側に立ってキャストに向かってやってくれた。こんなところにまで気を遣える初座長はいるんでしょうか。初主演、初座長。悔しいはずがない。ジャニーさんは「舞台で涙を流すな」と教えていると誰かが言っていました。嶺亜くんと大光くんが涙を流さなかったのは、この教えが彼らの中に根っこを張っているからなんだろうな。でもあの日、あの舞台で2人が涙を流さないどころか、ずっとニコニコしてくれていたのは、本当に救いでした。おかげで、すごくほくほくした気持ちで帰路につけた。

「HEART BEAT MARKET」という作品は、ヒーローに憧れているゴタンダが、日常のひとこまでヒーローになるお話です。こんな混乱のさなか、笑いと元気をくれたこの作品自体が間違いなくヒーローだったし、特に最後まで笑顔を絶やさないでいてくれたアイドル2人は、本当に本当に私のヒーローでした。(そういえば中村麗乃ちゃんも泣かなかったな。ずっとニコニコしてた!)

カーテンコールでキャストの皆さんが再演を約束してくれました。初日が延びていくたびに小道具にもいろいろ手が加えられていっていたそうなので、きっと再演する頃にはキャストの皆さんもセットも、もっともっとパワーアップしているんじゃないかな。パワーアップしたあのスーパーマーケットに、またお買い物に行きたいな。明るくて面白い、あの店員さんたちから、愛を買いたい。

 

一気に書き上げた今日。ちょうど23日のチケットの払い戻しを希望していた人宛のメールが届きました。なんてことないけれど、ちょっとした偶然に驚きながら拙い文章を締めます。

最後に、舞台写真が掲載されているので、公式のTwitterを貼っておきます。

twitter.com

7ORDERの森田美勇人さんしか知らない私の話

ある記事を書こうと思い、少し前に作っていたはてブのアカウント。「ある記事」はとりあえず放っておいて。今日は唐突に森田美勇人さんへの思いを綴りたいと思います。

 

私はジャニーズのアイドルを好きになってからまだ1年半くらいの新米ジャニオタです。ジャニーズを好きになったのは、2018年12月31日。「紅白歌合戦」で、キラキラしたKing & Princeさんを見たその瞬間でした。

 

そう、2018年12月31日。そのときは知る由もなかったのですが、森田美勇人さんの退所日です。

 

当時、アイドルのオタクをしたことがなかった私は、突然自分がジャニオタになったことに困惑しつつも、同僚のジャニオタたちに話を聞きながら、テレビを購入したり(それまでテレビをほぼ見なかったのでめちゃくちゃ小さい古いテレビしか持っていなかった)、ハードディスクレコーダーを購入したり、着々とオタクロードを歩んでいました。同時にKing & Princeからいろいろと手を広げていく中で、自分の傾向的に“最年少“を好きになりがちであることがわかりました。それを聞きつけた元Love-tune担の後輩が、一度たしか長妻くんをオススメしてくれたのですが、当時は完全にスルーしていました(ごめんね)。

 

その後も、新米ジャニオタとして、なんとなくLove-tuneは触れてはいけない存在のような気がして、うまいこと避けたまま年月は流れ…。

 

2020年4月のある日。ふと開いた7ORDERのインスタのストーリーに、とってもオシャレで個人的にとてもタイプな見た目の方が映っていました。急いで「この方はどなたですか?」と、元ラブ担の後輩に連絡。「森田美勇人くんです」と返答があり、そこで森田美勇人さんの存在を初めて認識しました。(LINEのやり取りを見返してみたら正式には「この人誰ですか?めちゃくちゃ彼氏じゃん…」と送ってました。わかる)

 

その数日後、冠番組が「イケダン7」とリニューアルし、ゴールデン番組としてスタート。軽い気持ちで見てみたのですが、これがめちゃくちゃ面白かった。メンバー7人でドライブするだけの回で、ほとんどのメンバーの顔と名前も一致しない状態で見たはずだったのに、テンポがよくて、明るくてわかりやすくて。あっという間の30分。一瞬で7ORDERの魅力に取り憑かれました。

 

その後、勢いに任せて「イケダンMAX」のDVDボックスを買ったりするんですが、以降は割愛。このたび私がブログを書こうと思ったのにはきちんとした理由があります。

 

Travis Japan担の友人に、森田美勇人くんが気になってるという話をしたところ、彼女から(彼女も当時のトラジャはリアルタイムでは知らない)日々いろいろな情報が送られてきていたのですが、その中の1つに、トラジャ時代の森田美勇人さんのことを綴ったブログがありました。なぜかずっと触れてはいけないと思っていた、Love-tuneというパンドラの箱。トラジャと何かあるというのはなんとなくわかっていたけれど、あえて調べないようにしていたところもあって、そのブログで初めて詳細を知りました。

 

森田美勇人さんがトラジャとLove-tuneを掛け持ちしていたこと。トラジャを抜けてLove-tune1本になったこと。そこには私の知らない森田美勇人さんがたくさんいました。苦しい思いや大変な努力を重ねてきたんだなと、なんだか急に胸が痛くなる…というとちょっと違うかな、熱くなるような…なんとも言えない気持ちになりました。その後もいろんなブログを読み漁りました。Travis Japanとして、玉虫色の衣装を着ている森田美勇人さんの姿も初めて目にしました。イケダンや7ORDERの公式YouTubeでの森田美勇人さんしか知らなかったので(7ORDERになってからもバンドやダンスをしていることは知っていましたが、ちゃんと拝見したことはなかったので)、Travis Japanとしてパフォーマンスする姿を見て初めて、とても器用にダンスをする方なんだな、感情をぜんぶダンスで表せる方なんだな、と知りました。

 

今までよりも一層惹かれたと共に、声を大にして言いたいことが生まれました。

 

「森田美勇人さん、続けてくれてありがとう。」

 

いろんなことがあって、ファンの方もいろんな目線があって、いろんな意見があるんだと思う。それを察知しての「なんとなく触れてはいけないもの」だったんだろうなと思う。だけれど、とにもかくにも、7ORDERとして、今も続けてくれていなかったら、私は森田美勇人さんの存在を知ることはなかった。だって、私がジャニーズのアイドルの魅力に気づいた日に、あなたはこの事務所を去ってしまっていたのだから。すれ違って、このまま交差しなかったかもしれない2つの線が、1年半経って交差したのは、紛れもなく、森田美勇人さんが7ORDERとして活動するという選択肢を選んでくれたからにほかなりません。ありがとう。それから、選ばなかった道はどうであれ、森田美勇人さんが、今を幸せだなと思ってくれていればいいなと願っています。

 

急に重たくなってすみません! 7ORDERのこと、森田美勇人さんのこと、全然知らないので、これからゆっくりと知っていけたらいいなと思っています(でもオタクだからスピード感あるよね)。いつか、森田美勇人さんが7ORDERとしてステージに立つ姿を生で見てみたいな。

 

追伸。

こんなことを考えていた今日、森田美勇人さんが夜中に突然インスタライブを始めて。「わーい」と浮かれて見ていたら、同じく元Travis Japanの百名ヒロキさん(当時・仲田拡輝さん)を呼び込み、コラボ配信をしていました。すごいタイミング。拡輝くんのことも私は知らない。私は知らないことだらけだけど、これから知れることがたくさんあると思うと楽しいです。ありがとう、森田美勇人くん。ありがとう、7ORDER。